高校3年冬 農家の娘という悩み
※自分の事しか書いてません
受験校だいたい決まりました。
でも(自称)進学校の理系クラスに通った結果それかよって言われそうな受験科目。
就職浪人して生活キツキツになりたくないし、お固く国家資格が取れて、転職もある程度可能性があり…って私なりに色々将来を考えて選びました。実際には選べるほど無いからあらゆるパターンを想定し探し込みました、が正しいのだが。
志望校の決め手となった最大のポイントは就職先の良さだった。絶対に就職で困りたくない、困った場合即家業継ぐ事になるから。あれを何十年も続けるなんて私には出来ない、絶対に体がもたない、楽しさがあるのは分かるけど無理だよ、と父親と祖父母を18年間見ていて思った。女だけ2人姉妹だからどっちか家に残って欲しい、跡継ぎがいないと先祖から少しずつ苦労して買ってきたせっかくの土地が国営地になってしまう…農業でしかお金を稼いでいない父親と祖父母は絶対に避けたいことだと思う。でも、、、その(土地を農地活用し続ける)為に婿養子貰ってまで生涯を捧げる職業にしようとまでは…どうしても自分は踏み込めない業界だと思ってしまった。全てが商品になる訳ではない、年間を通しての天候で全てが左右されてしまう、体力的に不安しかない、企業に就いてもたくさん不安があるのは分かるけど！知ってるけど！
看護師の母に「この家が違う土地に行かなきゃいけない状況になって、仕事出来るのお母さんだけよ」と言われた時に確かになと大きくうなづかされた。生かせる資格を持っているのといないとの差はこういうことなんだと、最も分かりやすく端的に説明した言葉だった。病院の無い土地なんて無い、みかんの作り方が分かっていてももし北海道に引っ越すとなったらどうだろう？柑橘類が育つ条件である温度を超えていないためみかんやポンカンを作ることは不可能である。これは極端な話だが現実に起こったら大変なことだ、アルバイトで生計を立てるようになり兼ねない。そんなことを思うと資格、もっと言うならダブル資格を持ちたい。どんな辺鄙な場所に住まなければならない事になったとしても少しくらい安心したい。
なので、医療系、中でも将来的に飽和状態になりにくく就職先があると思った看護学部と薬学部
この2つを受験する学部に絞り込んだ。
関東圏に進学したかったけど、それどころじゃないし親に迷惑これ以上かけられないから中四国に絞ってる
ここまで言っておいて不合格だったら、お前何なんだよって事になるから絶対合格します。
苦手な英語はもれなく受験科目なので頑張らないとな…
国立大の農学部に進学して後を継ぐ幼馴染もいたり人それぞれだ。
股関節をやってしまい入院中だった祖父のお見舞いへ行った際「農大行った○○の▽▽くんが次男坊や。ひとつしか違わんから婿養子に貰ったらどうや」と軽く縁談が持ち上がっていたことを知らさせ驚きを隠せなかった。私の知らないところで、もう話は動いている…
でも何言ったってこういう風景は大好きです
